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化膿性疾患

歯原性(歯や歯茎が原因の)化膿性疾患は、薬物療法だけでは治癒をのぞめません。原因の病変の処置と合わせて、切開、薬物療法を適切にしなければ、緩快はみられても完治しません。顔の皮膚に醜跡を残すこともあります。

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良く見られる化膿性病変は歯茎(歯肉)また歯根(歯牙の根の先)から感染した歯肉膿瘍ですが、切開と原因除去で比較的短期に治癒します。

歯牙(歯)が原因の炎症は左の図のように虫歯が進行して歯の中心にある神経(歯髄)が化膿して周囲の骨に膿が広がって行く結果、様々な症状が見られます。骨の中に広がると骨髄炎、骨の表面に広がると骨膜炎、さらに骨の周囲へ広がると、蜂窩織炎。

外歯廔(ろう)

化膿性病巣が慢性化して廔(ろう)孔(膿の通り道)を皮膚に形成して、膿が出続ける状態です。

症例:頬に膿が溜まって、数回の切開と化学療法を受けたが治癒せず紹介来院。廔孔の形成。「ドライマウスで再掲してます。」

外歯廔(ろう)

骨膜炎、頬部膿瘍

骨膜に沿って骨質や軟組織に拡大した状態です。

症例:突然顔が腫れて発熱があり、大きな病院で、丸一日検査を受けて投薬を受けたが軽快せず、紹介受診。膿瘍が眼窩まで広がっています。

骨膜炎、頬部膿瘍

骨髄炎、骨の中心方向へ

最も悪い状態です。悪寒戦慄を伴った30~40度の高熱を発し、倦怠、食欲不振、不眠などの症状がでます。局部は拍動性の激痛。

扁桃炎(口蓋または舌)、喉方向へ

喉の痛み、嚥下障害(飲み込む時の痛み)、片側性の扁桃炎の症状。

口底部蜂窩織炎。下方向へ

アゴの下が腫れて、高熱、倦怠感、呼吸困難を起こすこともあります。

上顎洞炎(蓄膿症)。上の方向へ

歯牙が原因の場合(歯性上顎洞炎)は、片側性(左右どちらか)が多く、鼻漏、頬部の腫脹と痛みがあります。投薬だけで軽快はみられますが治癒しません。治癒するためには、原因の歯牙の処置を合わせてする必要があります。